【保育園・こども園・幼稚園向け】電子黒板でできることは?活用方法と選び方を解説

近年、保育や幼児教育の現場でも「保育ICT」の導入が急速に進んでいます。その中でも、園児の興味関心を引き出し、保育士の教材準備の負担を劇的に減らすツールとして注目されているのが「電子黒板(インタラクティブホワイトボード)」です。

しかし、園長先生や施設責任者様の中には、

「興味はあるけれど、具体的に保育の中でどう活用すればいいのか分からない」

「子どもたちが元気に動き回る環境で、液晶画面を壊したり、本体が転倒したりする危険はない?」

「プロジェクターや普通の大型テレビと何が違うの?」

といった疑問や不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

この記事では、北海道内の数多くの教育施設・保育施設へ黒板や電子黒板を導入してきた札幌教材製作所が、保育園・こども園・幼稚園における電子黒板の具体的な活用方法や導入メリット、失敗しない選び方を分かりやすく解説します。

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保育園・こども園・幼稚園で使う電子黒板とは?

電子黒板とは、パソコンやタブレットの画面を大きく映し出せるだけでなく、画面に直接タッチして操作したり、文字や絵を書き込んだりできるデジタル板面です。

まずは、園で導入を検討する際に混同しやすいモニターやプロジェクターとの違いを整理しましょう。

電子黒板とモニターの違い

一般的なテレビモニターや液晶ディスプレイは、パソコンやDVDの映像を映すだけの機能しかありません。操作は手元のパソコンやリモコンで行う必要があります。

一方、電子黒板は大画面のタッチパネルです。映し出した絵本を先生が画面上で直接めくったり、クイズの答えを子どもたちが画面をポンと触って選択したりできるため、子どもたちが見るだけでなく参加する能動的な保育を実現できます。

ディスプレイ型電子黒板とプロジェクター型電子黒板の違い

電子黒板には、大きく分けてディスプレイ型とプロジェクター型の2つのタイプがあります。

比較項目ディスプレイ型電子黒板プロジェクター型電子黒板
仕組み大型液晶テレビ自体がタッチパネルになっているタイプ。壁面の専用ボード等にプロジェクターで映像を投射するタイプ。
安全性液晶がガラス製のため、おもちゃの衝突等による破損リスクあり。壁面にボードを密着設置できるため、省スペースで転倒リスクが極めて低い。
書き心地ガラス面特有のツルツルとした書き心地。質感でクレヨンのような滑らかな書き心地。

園児の安全確保や室内のスペース確保という観点から、どちらのタイプが自園に適しているかを検討することが大切です。

保育園・こども園・幼稚園における電子黒板の活用方法7選

電子黒板を導入すると、毎日の保育から園の行事、職員の業務効率化まで、幅広い場面で活用できます。

①絵本や紙芝居を大きく映す

手元の絵本や紙芝居をスキャンしたり、デジタル絵本を使用したりして電子黒板に大画面で映し出します。後ろの席に座っている子どもたちまで全員が美しいイラストや文字をはっきりと見ることができ、物語への没入感を高めます。

②動画を見ながらダンスや体操をする

YouTubeなどの動画配信サービスや自作の動画を大画面で再生できます。雨の日の室内遊びや発表会の練習時に、お手本となるダンスや体操の映像を見せながら全員で元気に体を動かすことができます。

③動物・植物・季節の行事について学ぶ

「お散歩で見つけた虫の名前は何だろう?」「どうして七夕には笹を飾るの?」といった疑問が生まれた際、その場ですぐにインターネットの画像や動画を検索して大画面で見せられます。図鑑を超えるリアルな映像が、子どもたちの好奇心を刺激します。

④工作や折り紙の手順を見せる

保育士の手元で行う細かな折り紙の折り方や、ハサミの使い方の手順をカメラで撮影し、リアルタイムで電子黒板に拡大投影します。「先生、見えない!」「ここはどうやるの?」という声がなくなり、工作の時間をスムーズに進められます。

⑤子どもが画面に触れて参加する

画面をタッチすると音が鳴る、絵が動くといった知育アプリやお絵かきソフトを導入すれば、子どもたちが順番に画面を触って遊ぶアクティビティが作れます。五感を刺激するデジタル遊びは、園児の間でも大人気です。

⑥保護者会・入園説明会で活用する

園児が普段どのように過ごしているか、写真やスライドショー、動画を交えて保護者会や入園説明会で紹介できます。大画面で園の魅力を伝えることで、保護者への安心感と信頼感に繋がります。

⑦職員会議・園内研修に活用する

保育時間以外の職員会議や園内研修でも大活躍します。レジュメや指導案を画面に映し出し、その場で修正内容などを書き込んで保存できるため、毎回の資料印刷の手間が省け、完全ペーパーレス化を推進できます。

保育園・こども園・幼稚園に電子黒板を導入するメリット

電子黒板の導入は、子どもたちの発育環境にとっても、働く保育士の労働環境にとっても多くのメリットをもたらします。

子どもの興味や好奇心を引き出しやすい

視覚と聴覚を同時に刺激するダイナミックな映像表現は、子どもたちの集中力を一気に引き付けます。

普段は座って話を聞くのが苦手な子どもでも、大画面のアニメーションやタッチ要素がある授業には目を輝かせて夢中になるケースが非常に多いです。

見えにくいものを大きく表示できる

小さな図鑑の文字、顕微鏡や虫眼鏡でのぞく世界、遠く離れた海外の風景など、普段の保育室では見せることが難しいものを圧倒的なサイズで共有できます。

全員が同じ感動や発見をリアルタイムで体験できることが最大の強みです。

教材を保存して繰り返し使える

一度作成したデジタル教材や、画面に書き込んだイラストなどは、データとしてそのまま本体やクラウドに保存可能です。

翌年の同じ季節の行事で再利用したり、別のクラスの保育士と簡単にシェアしたりできるため、教材づくりの時間とコストを大幅に削減できます。

保育と園内業務の両方に使える

昼間は園児たちの教育・遊びのツールとしてフル活用し、夕方以降は保育士たちの会議や研修用モニターとして活用できます。1台で何役もこなすため、高額な設備投資であっても使用頻度が低くなる心配はありません。

保育園・こども園・幼稚園で電子黒板を選ぶ5つのポイント

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園に最適な電子黒板を選ぶために、押さえておくべき5つの評価基準をご紹介します。

子どもや保育士が操作しやすいか

「多機能すぎて使いこなせない」「起動や接続に5分以上かかる」といった状態では、日々の忙しい保育の中で使われなくなってしまいます。

電源を入れてすぐに使えるか、スマホ感覚で直感的に操作できるシステムかどうかを確認しましょう。

園児の人数に合った画面サイズか

保育室の広さや、同時に画面を見る園児の人数、最後列からの距離に合わせて適切なサイズを選びます。クラスの規模に対して小さすぎると後ろの席から見えにくくなり、逆に部屋の割に大きすぎると圧迫感が生まれてしまうため、教室の奥行きをふまえて選定することが大切です。

転倒・衝突への安全対策があるか

元気いっぱいに走り回る子どもたちが、スタンド脚に躓いて転倒したり、おもちゃを画面にぶつけてガラスを割ったりするリスクがあります。特にディスプレイ型を置く場合は、衝突防止用のクッションや安全性の高い専用スタンドの選定、または「壁掛け施工」が安心です

設置場所を移動する必要があるか

「ホールでも使いたいし、年中組の部屋でも使いたい」という場合は、キャスター付きの移動式スタンドを選びます。

逆に、特定の部屋で固定して安全に運用したいという場合は、部屋が広く使える壁面固定式がベストです。

導入後のサポートを受けられるか

「Wi-Fiがうまく繋がらなくなった」「新しいアプリの入れ方が分からない」といったトラブルの際、すぐに駆けつけてくれたり、電話で丁寧にサポートしてくれたりする地元密着の施工業者を選ぶと、導入後も長く安心して運用できます。

保育園・こども園・幼稚園に電子黒板を設置する際の注意点

導入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、以下の3つの設置・運用の注意点を頭に入れておきましょう。

設置する高さと子どもの手が届く範囲を考える

先生だけが操作する場合は子どもが見やすい少し高めの位置が良いですが、子どもたちにもタッチさせたい場合は、園児の平均身長に合わせて画面の下端を下げる必要があります。

昇降機能付きのスタンドや、上下のバランスを考慮した施工計画が必要です。

電源コードや接続ケーブルを露出させない

床に電源コードやパソコンとの接続ケーブルが這っていると、子どもたちが足を引っ掛けて転倒したり、コードを引っ張って機器を落下させたりする重大な事故に繋がります。配線カバー(モール)で完全に覆うか、壁内配線を行うなど、プロによる徹底した安全対策が不可欠です。

映像を見せる時間や使い方を決める

便利なデジタル機器ですが、長時間見せ続けることは子どもたちの視力や発育の観点から望ましくありません。

1回の使用は15分まで、主体的にお絵かきやクイズを楽しむときにだけ使うなど、園内でのガイドラインを作って運用しましょう。

ディスプレイ型電子黒板とプロジェクター型電子黒板はどちらを選ぶ?

環境や目的に応じて、2つのアプローチから適したタイプを選びましょう。

子どもが触って参加するならディスプレイ型電子黒板

文字のくっきり感やスマホのような高精細なタッチ感度を重視し、知育アプリやタッチお絵かきをメインにしたい場合は、ディスプレイ型が向いています。

ただし、液晶画面の保護パネル設置などの安全対策をセットで検討してください。

大きな映像を映したいならプロジェクター型電子黒板

壁一面を広く使って80〜100インチ以上の大迫力映像を映したい、また「子どもたちが触って画面を壊すリスクをゼロにしたい」という場合は、壁掛けのプロジェクター型が非常に優れています。

札幌教材製作所がおすすめする「ビューボード×プロジェクター型電子黒板」

出典:サカワ|ワイード

保育園・幼稚園・こども園の環境で安全性と多機能性を最も完璧に両立できる手段として、札幌教材製作所では「ビューボード×プロジェクター型電子黒板」をご提案しています。

映像投影・書き込み・掲示を1台で行える

ビューボードは表面のテカリを抑えた特別なマット加工を施しているため、プロジェクターの光が反射せず、明るい保育室でも映像が非常に鮮明に映ります。

さらに、通常のホワイトボードのように書き込めるだけでなく、マグネットもくっつくため、普段は園児の作品やお便りを貼る掲示板としてもフル活用できます。

保育室の壁面に合わせて製作できる

黒板・ホワイトボードの専門メーカーである強みを活かし、既製品サイズではなく、園の保育室の壁面の横幅ぴったりに合わせた特注サイズでボードを製造できます。

既存のプロジェクターを活用できる場合がある

もし現在、園で既に使用しているプロジェクターがあれば、壁面をビューボードにリニューアルするだけで、既存の機械を活かして電子黒板環境を構築できる場合があり、導入コストを最小限に抑えられます。

製作から設置工事までまとめて相談できる

札幌教材製作所なら、自社工場でのボード製造から、プロジェクターの選定、子どもたちが絶対に躓かない壁掛け配線工事まで、すべて一貫体制でまとめてお任せいただけます。窓口が一つなので、導入後のメンテナンスもスムーズです。

保育園・こども園・幼稚園の電子黒板でよくある質問 

よくある質問をまとめてみました。

電子黒板は何歳から使えますか?

0歳〜1歳児クラスでは、先生が読み聞かせの絵本を大きく映したり、音楽付きの癒やし映像を見せたりする受動的な使い方が中心になります。2歳〜5歳児クラスになると、自分で画面をタッチしてクイズに答えたり、工作の手順を自分で見て理解したりと、年齢に応じた幅広い使い方が可能です。

電子黒板は別の保育室へ移動できますか? 

キャスター付きの移動式スタンド仕様で導入していただければ、別の教室やホールへ手軽に移動させて使用することが可能です。

電子黒板の設置工事も依頼できますか?

はい、もちろんです。札幌教材製作所では、保育現場の安全基準を徹底的に満たした設置工事を自社施工で行います。

まとめ

電子黒板は、保育園や幼稚園、こども園での毎日のお楽しみの時間を何倍も豊かにし、保育士の教材準備の負担を減らす心強いパートナーです。「見る・触る・学ぶ」を大画面で共有することで、子どもたちの五感と好奇心を育みます。

導入にあたっては、おもちゃの衝突に強い「プロジェクター型」や、壁掛け施工による配線隠しなど、幼児のいる環境ならではの安全対策を最優先に選ぶことが失敗しないポイントです。

札幌教材製作所は、北海道内の学校・公共施設への導入事例も多く、地域に根差した黒板・ホワイトボードの専門メーカーです。

「まずはうちの園の壁に設置できるか見にきてほしい」といったご要望にも迅速に対応いたします。

子どもたちと先生が笑顔になる最適な保育環境づくりを、ぜひ私たちにお手伝いさせてください。

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