こんにちは。ライターの清水です。
突然ですが、私と上田社長はある勉強会の仲間です。
普段は書かないのですが、その会でいただいた素敵な『黒板』と心温まるエピソードをぜひさせてください。
上田社長はその勉強会でも支部の代表を務めていました。
なぜ過去形かと言いますと、任期満了のためお役を降りたからです。
私はそこの運営委員だったのですが、任期満了で退任するに当たり、20名近い委員全員にお礼の贈り物をくださりました。
それがこの黒板です。
そうです。「なないろこくばん」です。
ですが、これは普通の「なないろこくばん」ではありません。
じゃじゃん。
漫画研究会に所属していたこともある上田社長はとても絵が上手です。
黒板に役員全員の似顔絵を描いてプレゼントしてくださいました。
今回の黒板は全員同じ色でしたが、こういう使い方もあるのか!と感心しながらも、似顔絵の顔がまんまるなことにショックを受けた私でした。はい、似ています(笑)
退任挨拶で出てきたエピソードは、まだ私が上田社長と知り合う前の話です。
通常の運営委員は最後の片付けまでが仕事なのですが、当時現場に出ていた上田社長は仕事の都合がつかず、最後までいなかったそうです。
その代わり、誰よりも早く来て準備をして、誰よりも先に帰ることが日課になっていました。
会の代表を依頼された時、何度も断っていたそうですが、いよいよ後がないとなった時、社員さんに相談をしたそうです。
代表になると当然最後までいないといけなくなる。そちらの会議も増える。現場に出ることも減ってしまう。社員さんの負担増えてしまう。
言い出し辛かったのではないかと思います。
その時の社員さんからの回答は
「現場は僕たちに任せて、社長は『社長』の仕事をしてください」
でした。
そして、これが代表を受ける決め手になったそうです。
以前の上田社長へのインタビューで私はこんな質問をしていました。それは、『会社のことを考えた時に、歴代の職人さんや社員さんのことを思い出すことはありますか?』という内容のものです。
力強い回答が直ぐに来ました。
「それないよ。浮かぶのは『今一緒にいる社員さんの顔』ばかり。」
それは上田社長がそれだけ今いる社員さんをそれだけ信頼している証です。
「今いる社員さんと、一緒に働いている『今がいい』」
その揺るぎない気持ちの背景にある、心温まるエピソードでしたので、書かせていただきました。
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