こんにちはライターの清水です。
黒板の張り替え工事に密着取材してきたのでその模様をお伝えしています。
前回、新しい黒板の固定作業に入った現場ですが、そこで作業の手がピタリと止まりました。
理由は
「この黒板、湾曲しているのではないか?」
という疑惑が持ち上がったからです。
写真ではわかりづらいかと思いますが、ピンク色の部分が横から見ると確かに、僅かながら湾曲しているように見えます。
上から見てもやはり湾曲している…。
指摘されないと分からないぐらいの、僅かな膨らみでした。
湾曲している土台に薄い黒板を取り付けてもやはり湾曲をしてしまいます。
このまま工事を続けるわけにはいきません。工事を担当している事務長さんが席を外していたので、急遽教頭先生に事情をお話しし、確認をしてもらいました。
「仕方ないですね。これくらいなら大丈夫なので続けてください。」
OKは出ましたが、できる努力はするのが札幌教材。
歪みが強調されないように、3人で力を込めて貼り付けます。
最後に表面の保護シートを剥がしながら、その場で長さを調整したアルミフレームを取り付け完成です。
…完成したと思ったのは私だけでした。
綺麗な黒板を、今度は持ってきた巨大な黒板消しで汚し始めました。
えーー!!?っと思いましたが、これは実はとても重要な作業。
「ゴースト対策」です。
以前「なないろこくばん」の時にも出てきましたこの手法。
黒板は作ったばかりの表面は凸凹が大きいため、最初に書いた字が消えづらく残像が残ってしまいます。これを業界用語で「ゴースト」と言います。
それを防ぐために、予めチョークの粉をつけて凹凸をなだらかにします。
私も「なないろこくばん」を持っていますが、やる前と後では全然違いますので、是非試してみてください。
その時の記事はこちらをどうぞ
さて、長かった黒板工事も最後の行程を残すのみです。
次回が最終回になりますので、お楽しみに。
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