こんにちは。ライターの清水です。
前回まで上田社長のインタビューを掲載させていただきました。
今期はここまで大型案件が少なく、業界としても会社としても苦戦を強いられていることを正直に話して下さいました。
しかし、ここで立ち止まってはいけません。
以前は10社以上もあった黒板屋も札幌教材だけになってしまった。
自分たちもうかうかしていられない。今年は営業に力を入れる。自分の本気スイッチを押す。
「本気の上田はヤバイ」
との熱い名言も飛び出ました。
話は自然と、以前本気スイッチを押した時にできた商品・エストールの話になりました。
テレビで紹介もされた札幌教材の看板商品です。
製作秘話をテレビでご覧いただいた方も多いと思いますが、時間の関係上かなり割愛した内容でしたので、改めて作成秘話を伺いました。
涙ぐましい、検索の嵐と行動力、信念の話です(笑)
元々現場からの要望で、こんなものを作って欲しいという要望があったそうです。
それは割と具体的な形だったのですが……。
「黒板以外」の部材が多く、それをどこから調達をしたらいいのか途方にくれていたそうです。
実はその頃、札幌教材はとても大変な時期でした。
社員さんが大量に退職してしまい、会社としてはひとつのターニングポイントを迎えていました。
何かしなくては……。
動いていないと落ち着かない状態だったのもあり、上田社長は部材の調達に奮闘したそうです。
まずは、キーとなる「伸縮できる柄」
ネットであくる日もあくる日も検索をしたそうです。
イメージに合う柄を。
探し回ったところ、関西の会社で指し棒を作っている会社を見つけます。
伸縮する柄の先に指が付いていて、ここと!と黒板などを指す棒です。
体当たりでアポを取ります。
何という行動力!そして相手の社長に笑われたそうです。
この会社は全く違う製品を造っている会社で、その商品は社長が遊びで作った商品でまさか食いつく会社があるとは思わなかった、と。
なかなか相手の社長もユニークですね。
すっかり意気投合し、さらにいい商品にすべくその柄を作れる職人を一緒に探し続けたそうです。
ようやく見つけ出した職人は『昔の車やラジオのアンテナに使われていた伸縮製のもの』
(ある一定の年代以上の方はわかるかと…)を製作していた方でした。
とにかく、関西の企業と協力しあい、エストールの前身となる商品が出来上がりました。
え?前身??
はい。この頃は別の商品名でその関西の会社と2社で作っていたそうです。
ですが、更に高みへ…。札幌教材の挑戦は次回に続きます!
広告 工事現場の必需品 手持ち黒板! 1台でも2台でも! あなたのご要望叶えます! お問合せフォームはこちらから! Tel:011-661-8130 Fax:011-661-8249 |