黒板は学校だけじゃない!

こんにちは。ライターの清水です

前回まで「北海道唯一の黒板屋」である札幌教材製作所の経営方針発表会についてお伝えしてきました。

 

 

さて、「黒板屋さん」というと取引先が学校と思われがちですが、実は違います。

学校黒板は売り上げでいうところの1〜2割ぐらいです。

 

学校の黒板以外に黒板があるのか!?

と思われる方も多いと思いますが、『工事用黒板』というものがあり、そちらの方が売り上げに占めるシェア率は高いです。

 

経営方針発表会で社長が「保安業界への貢献」をあげていたのはこのためです。

 

改めて、工事用黒板とは何ぞや?という疑問を持つ方もいらっしゃるかと思いますが、これは説明よりもまず写真を見ていただきましょう。

 

これです。一度は見たことがある方も多いのではないでしょうか?

何かを建築する時には必ず工程を写真で収め、記録するのが義務付けられています。

それを撮影するときの黒板が工事用黒板です。

 

今年は猛暑ですが、こんな中でも当然工事現場は動いています。

写真を撮る必要があるたびに手を止め、写真を撮っています。

従来の作業工程では1人が黒板を持ち、1人が撮影するのが主流でした。

 

場合によっては、作業をとめ、写真撮影のために撮影所まで移動して写真を撮っていました。

これ、かなりの負担です。

 

それを解消すべく、1人で写真を撮ろうと作られた新商品が「エストール」という札幌教材の危機を救った商品です。

 

簡単にいうと、黒板のサイズを小さくして自撮り棒のような設計にしました。

これを実現するために。これまでの活版印刷ではなくUVプリンターという細部も印刷できる最新機器を導入した、札幌教材の社運をかけた取り組みでした。

※商品の詳細は本文下の広告をご覧ください。

 

この商品は業界の常識を変え、北海道の商品が全国に広まりました。

 

特にエストールは実物を見るとあまりの小ささに驚きます。

UVプリンターの実力はこちらの写真をご覧ください。

 

特注で作成したエストール用黒板です。ここまで鮮明に書いてありますので、現場では必要最低限のことだけ記載をすればいいようになっています。

 

 

この商品の開発は現場の負担を減らしたい!という札幌教材のまごころが隠されています。

 

保安業界への感謝を忘れず、貢献を続けていく。

 

 

この想いの意味は、先日久しぶりに行った社長インタビューで伝わってきた部分があります。

次回以降は社長のインタビュー記事になりますので、お楽しみに!

 

 

 

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