こんにちは。ライターの清水です。
前回から札幌教材製作所2021年度経営方針発表会についてレポートをしております。
詳しくはこちらをどうぞ
倫理経営発表会①
昨年度の業績としては大変苦しい結果になった札幌教材。具体的な数字は控えますが、私が個人で想像していたよりも、かなり悪い数字でした。
苦しい結果にはなりましたが、業績は黒字でフィニッシュしています。
ですが、ここも余裕は、ありませんでした。
原因はコロナもありますが、それだけでは説明がつかない苦しい現実があります
それは損益計算書を細かく見ていくと原因は明らかでした。
①商品の減価率が上がっている
②1商品に頼りすぎている
黒字圧迫の理由はこの2つに集約されるようです。
さらに細かくみていきます。
① 商品の減価率が上がっている
「売上額が落ちた」と同時に「仕入額が減った」であれば「利益」は
同じはずです。ですが、仕入額は減りませんでした。
原因は2つあります。
ⅰ)運賃が落ちていない
売り上げが落ちたのですが、経費である運賃は昨年と同様にかかっていました。運賃が上がったのではないので、これは札幌教材全体の工夫で改善できる内容になります。
ⅱ)仕入れ値の上昇
黒板を作るのに必要な木材は現在、高騰が続いています。
これは今、社会問題になるぐらい問題視されています。
試しに「木材」とYahoo!で検索をかけてみてください。
「木材 高騰」とすぐに予測変換が出てきます。それくらい検索する人が多い=問題が表面化してきている、ということだと思います。
他に、アルミも鉄も高騰してきています。
手に入らなくなってきた。こんな声すらあるそうです。
早急に適正な価格にするべく、改定を営業部を中心にしていくそうです。
②1商品に頼りすぎている
これはさらに深刻です。札幌商材は黒板を作っている会社です。
一般的には黒板=学校ですが、札幌教材の最大の得意先は「保安業界」つまり工事用黒板になります。
工事用黒板といえば「従来の黒板」と札幌教材が作り業界に革命をもたらした「手持ち黒板(エストール)」この2つがメインとなります。
逆にいうと、この二つが売上のほとんどを占めています。
この2つに頼りすぎている。そして、これらの売上減が目立つ=ニーズとのミスマッチが起こっている。
数字を元に説明されると、すごく説得力があります。
だからこそ、深刻さが伝わってきます。
実は開発を進めていた新商品がありますが技術的な面から一度保留案件になってしまいました。
会場はどんよりと、誰も声を発しなくなりました。
それもそのはずです。ここまで何も「いい話」が聞こえてきません。
大きな上田社長の声と必死な訴えが会場に響き渡ります。
ですが、その声からは「希望を失っていない」のが伝わってきます。
希望を見出すための一手とは!?
次回に続きます。
※今回は少し重めの投稿でしたので、私が持っている社長の満面の笑顔の写真を置いておきます。
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