学校の黒板の秘密。知って驚く仕組みと授業に役立つ豆知識

学校の黒板の秘密。知って驚く仕組みと授業に役立つ豆知識

毎日学校で使っている黒板。「当たり前にあるもの」として、特に意識したことはないかもしれません。でも実は、黒板にはたくさんの「秘密」や「工夫」が隠されているのです!

この記事では、そんな黒板の知られざる裏側を、先生も生徒も驚くような豆知識も交えてご紹介します。

北海道の黒板トラブルは【札幌教材製作所】にお任せください! 長年の経験と情熱で、『北海道の黒板を守り続ける』私たちだからできることがあります。お困りの際は、ホームページからお電話・お問合せフォームでお気軽にお問合せください。

黒板の秘密①基本的な仕組みを知ろう

黒板の基本的な仕組みを詳しく紹介していきます。

黒板の構造と主な部品

黒板は一枚の板のように見えますが、実はいくつかの部品が集まってできています。


一番外側の「枠」は、木やアルミでできていて、黒板が丈夫で長く使えるように守っています。真ん中の「板面(ばんめん)」は、チョークで字を書く大切な部分です。

この板面にも、木やスチールなど、いろいろな種類があります。そして、チョークを置く「チョーク受け」や、消した粉を受け止める「粉受け」も大切な部品です。これら全てが協力し合って、私たちが使いやすい黒板になっています。

機能性黒板(スライド式黒板)

上下式黒板、UDスライダー黒板、引き分け黒板など、機能性黒板(スライド式黒板)には、用途や設置場所に合わせて選べる様々なタイプがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

上下式黒板

上下式黒板

この上下に動く黒板には、両側に「ガイドレール」という、まっすぐなレールがついています。

2枚の黒板がレールの上を滑るように動くので、グラグラせずに安定して上げ下げできるようになります。

上下式黒板のいいところは、書ける面がとても広いことです。

下の黒板に書いた後、上にスライドさせれば、さらに上の広いスペースにも続けて字を書けます。

先生が立ったままでも、書いた内容がしっかり見えるので、職員室や家庭科室、理科室など、色々な場所で大活躍しています。

たくさんの情報を一度に書きたい時に、とても便利な仕組みになっています。

UDスライダー黒板

UDスライダー黒板

一枚の黒板が上下に動くタイプの黒板です。

上下にスライドすることで、書きづらい場所にも板書がしやすくなります。

引き分け黒板

引き分け黒板

こちらは左右に板面が動くタイプの黒板です。

異なった板面の組み合わせで、目的に応じた使い分けが可能です。

板面に罫線の印刷もできるため、音楽室や視聴覚室など、様々な用途で活用できます。

黒板消しの仕組みと機能

黒板消しは、チョークの粉をきれいに消すための道具です。

見た目はシンプルですが、実はその中にはたくさんの小さな繊維が入っています。

この繊維がチョークの粉をしっかりと絡め取り、きれいに消してくれるのです。

最近では、チョークの粉が飛び散りにくい黒板消しや、磁石で黒板にピタッとくっつく便利なものもあります。

黒板の秘密②板書を見やすくする工夫

黒板の秘密②板書を見やすくする工夫

黒板には、板書を見やすくする工夫としてどんな秘密があるのか紹介します。

きれいに見える板書のコツ

先生が黒板に書く字は、どうしてあんなにきれいで分かりやすいのでしょうか?
実は、いくつかのコツがあります。

まず大切なのは、字の大きさをそろえることです。

小さすぎると後ろの席から見えにくいですし、大きすぎるとたくさんのことが書けません。

教室のどこからでも見える、ちょうどいい大きさにそろえるのがポイントです。

次に、行をまっすぐに書くこと。

黒板にはうすい線が引いてあることが多いので、それを目印にまっすぐ書くと、文章が読みやすくなります。

そして、色チョークを効果的に使うのも大切です。

特に伝えたい大事なところは、色チョークで囲んだり、下線を引いたりすると、パッと目に入ります。

ただし、色を使いすぎるとごちゃごちゃして見にくくなるので注意しましょう。

赤チョークが見えにくい理由

赤チョークは特に色覚特性(色の見え方が少し違うこと)を持つ人にとって、非常に見えにくい色です。また、赤色は光の波長が長く、緑色の黒板とのコントラストが弱くなることも原因の一つです。

そのため、最近では赤だけでなく、オレンジやピンク、青などのチョークを組み合わせて使う先生が増えてきています。

日本理化学工業さんより発売されている色覚特性に配慮したカラーユニバーサルデザインの『ダストレス eye チョーク』を使用するのもおすすめです。

黒板の秘密③よくある悩みと解決方法

最後に、黒板を使っているときに出てくる悩みとその解決方法について紹介します。

黒板に字がきれいに書けないときの対策

「先生みたいに黒板にきれいに字が書けない!」と悩む人も多いですよね。

実は、いくつかのポイントを意識すると上手に書けるようになりますよ。

まず大切なのは、チョークの持ち方です。

チョークは短めに持ち、立てすぎずに少し寝かせるように持つと、手が安定して書きやすくなります。

次に、体の使い方もポイントです。腕の力だけで書くのではなく、体全体を使って書くようなイメージを持つと、大きな字でもまっすぐ、バランス良く書けるようになります。

黒板を消しても跡が残るときの原因と対策

黒板をきれいに消したはずなのに、チョークの白い跡が残ってしまうことがありますよね。

これはチョークの成分が黒板の表面に残ってしまうことが原因です。


黒板消しは、力を入れすぎず、上から下へ、または左から右へ、一方向に動かすと跡が残りにくいです。

チョーク粉による健康・環境の問題と対策

チョークの粉が舞うことで、アレルギーを持つ人にとっては健康上の問題になることもあります。また、粉が教室の空気中に漂ったり、床に落ちたりして、環境を汚してしまうこともあります。

最近では、粉がほとんど出ないチョークも開発されていますが、定期的に窓を開けて、教室の空気を入れ替えたり教室の湿度を保つことで、粉が舞い上がりにくくなりますよ。

まとめ

普段何気なく使っている黒板には、私たちの学習を助けるためのたくさんの工夫や、知られざる秘密が隠されています。上下に動く仕組み、そしてチョークや黒板消しの科学まで、黒板一つとっても奥深い世界が広がっています。

これからも、学校での学びを支える大切な道具として、この記事を通して、黒板を見る目が少しでも変わったら嬉しいです。

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