黒板の種類6つを比較!用途別の選び方と設置方法を黒板屋が解説

「どの黒板を選べば使いやすいのか分からない」「教室や会議室に合う種類を知りたい」と悩んでいませんか。
黒板は形状や板面の素材によって、見やすさや使い勝手が大きく変わります。
この記事では、北海道に唯一の自社工場を持つ札幌教材製作所が、代表的な黒板6種類の特徴や、黒板・ホワイトボード・ビューボードの違いをわかりやすく解説します。
教室や会議室に最適な選び方のポイントも紹介しますので、導入で失敗したくない方はぜひ最後までご覧ください。
創業以来、教育現場とともに歩み続けてきた経験と技術で最適なご提案をいたします。
黒板の導入・貼り替えをはじめ、「どうすればいいかわからない」とお困りの際は、お電話・お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。
目次
黒板の種類6つ
黒板は、設置場所の広さや使い勝手によって最適な形状が異なります。ここでは代表的な6つの種類をご紹介します。
1.平面黒板

平面黒板は、最もオーソドックスな形状を持つ黒板です。
広い面積が特徴で、十分なスペースを提供するため、複数人で使用する場合にも便利です。シンプルなデザインで、どんな環境にも溶け込みやすいです。導入コストを抑えやすく、小規模な教室や会議室に最適です。
2.曲面黒板

板面が緩やかにカーブしているタイプです。端に書かれた文字でも反射しにくく、どの席からも視認性が高いのが特徴です。現在、多くの小中高校の一般教室で標準的に採用されています。
3.UDスライダー黒板(昇降黒板)

板面を上下にスライドできるタイプです。書く人の身長に合わせて高さを変えられるため、先生の負担軽減になるだけでなく、板面を高く上げることで後ろの席の生徒まで板書が見やすくなります。
4.上げ下げ黒板

2枚の黒板面がスライド式で切り替え可能なタイプです。内容を切り替えながら進行できるため効率的で、筆記の時間がもてます。スペースに合わせて、必要な面だけを使用できます。会議室やプレゼンテーション、大きな教室で使用されています。
5.引き分け黒板

引き分け黒板は、2つの黒板面が横にスライドして開くタイプです。黒板を左右に開くと映写スクリーンや五線譜が出てくるなど多機能に使用できます。視聴覚教室、音楽室で活用されることが多いです。
6.特注可動式黒板

設置環境に合わせてオーダーメイドで設計するタイプです。壁面一面を黒板にしたり、特殊なレールを取り付けたりと、現場のニーズに合わせた柔軟なカスタマイズが可能です。
黒板の板面に選べる3つの種類
黒板の形状が決まったら、次は表面の素材(板面)を選びます。用途によって最適な素材が分かれます。
下記にそれぞれの特徴をまとめました。
| 素材 | 特徴 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| 黒板 | 目が疲れにくく、チョークの温かみがある | 一般的な授業・講義 |
| ホワイトボード | マーカーで書き消ししやすく、粉が出ない | 塾・会議室・清潔さを求める現場 |
| ビューボード | 映写・書き込み・掲示が1台で可能 | プロジェクター併用 |
黒板
最も親しまれている素材で、目に優しい緑色の板面が特徴です。
チョーク独特の書き心地があり、光の反射が少ないため、長時間の授業でも生徒の目が疲れにくいという大きなメリットがあります。学校の一般教室や、手書きの温かみを大切にしたいシーンに最適です。
ホワイトボード
マーカーを使用して筆記するタイプで、白地にインクがくっきりと映えるため、文字の視認性が非常に高いのが特徴です。
チョークのような粉が出ないため清潔な環境を保ちやすく、お掃除も簡単です。学習塾や企業の会議室、または衛生面を重視する医療現場などで広く選ばれています。
ビューボード
「書く・貼る・映す」を一台でこなす、次世代の多機能ボードです。掲示板やホワイトボードとして使えるだけでなく、表面の光沢を抑えた特殊加工により、プロジェクターの映像を鮮明に映し出すことができます。
ICT教育を推進する教室や、映像資料を多用するプレゼンテーションの場において、アナログとデジタルの融合を実現する素材として注目されています。
どの種類が合うか迷った場合には、お気軽にご相談ください。
【用途別】最適な黒板の選び方
黒板を設置する部屋の広さや、そこで行われる授業・会議のスタイルによって、最適な選択肢は異なります。代表的な4つのシーン別に、選定のポイントを解説します。
一般教室に向いている黒板
多くの生徒が同時に板書を見る学校の一般教室では、「曲面黒板」が標準的な選択肢となります。
教室の端にある席からだと、平面の黒板では光が反射して文字が見えにくいことがありますが、板面が緩やかにカーブしている曲面黒板なら、どの角度からでも反射を抑え、くっきりとした視認性を確保できます。
長時間の授業でも子どもたちの目が疲れにくく、集中力を維持しやすい学習環境づくりに貢献します。
視認性を重視したい教室に向いている黒板
前方の席からは見えるが、後ろの席からは前の人の頭が邪魔で見えないという視覚的ストレスを解消するのが、上下に動かせる「UDスライダー黒板(昇降黒板)」です。
書く人の身長に合わせて板面を下げて無理なく筆記できるだけでなく、書き終えた後に板面をぐっと上に上げることで、教室の後方まで板書内容を届けることができます。
特に体格差の大きい小学校や、多人数が集まる多目的室などで、全員が等しく情報を得られるバリアフリーな環境を実現します。
限られたスペースで使いやすい黒板
壁面の横幅が十分に確保できない場所でも、板書量を最大化できるのが「上げ下げ黒板」です。
2枚の黒板が縦にスライドして入れ替わる構造のため、限られた壁面スペースを有効活用しながら、実質2倍の板書面積を確保できます。
複雑な計算式を消さずに残しておきたい数学の授業や、前回の内容を提示したまま次の解説を進めたい専門的な講義室などで、授業のテンポを落とさずに進行できる強みがあります。
ICT機器と併用しやすい黒板
デジタル教材の活用が不可欠な現代の教室では、アナログとデジタルの切り替えのスムーズさが鍵となります。
板面そのものを「ビューボード」にすれば、プロジェクターの映像を直接映しながらその上に文字を書き込めるため、機器の出し入れの手間がなく、授業のライブ感を損なうことなくICT活用を促進できます。
黒板を選ぶ際のチェックポイント

黒板を選ぶ際には、以下のポイントをしっかりチェックしましょう。
設置場所と教室の広さ
設置場所に合わせたサイズを選ぶことが重要です。大きな会議室や教室では広めの黒板が必要ですが、小さなオフィス等ではコンパクトな黒板で十分です。
生徒からの見やすさ
黒板選びにおいて重要といえるのが、教室内における「視認性」の確保です。
教室は設置場所によって、窓からの直射日光や天井の照明が板面に映り込み、角度によっては文字が全く読めなくなる「反射問題」が発生します。
これを防ぐためには、光の反射を抑えた素材の選定や、板面が湾曲した「曲面黒板」を採用してどの席からも均一に見えるよう配慮することが不可欠です。
使い方に合った開閉・可動方式
授業や会議のスタイル、そして「誰が書くか」によって、最適な可動方式は大きく異なります。
例えば、先生が頻繁に高さを調整して書きやすさを追求したり、生徒が前に出てきて板書したりする機会が多い場合はそれに合わせた選択肢を考える必要があります。
板面の素材と耐久性
素材によって、書き心地や耐久性が異なります。ホーロー黒板は長持ちし、書きやすいため、学校やオフィスでよく使用されます。投影用の黒板は、光の反射を抑えるため、スクリーンとしても活用できます。
- ホーロー:耐久性が高く、書き心地が滑らか。オフィスや学校で多く使用される。マグネットが使える。
- スチール:ホーローと比べて安価。マグネットが使える。
- 映せる黒板(美映え):映写対応のチョークボード。マイカ技術により映像が鮮明に映り、書く・消すといった基本的な機能も優れている。
黒板の設置方法
設置環境に合わせて、大きく2つの方法があります。
壁掛け設置:必要な道具と手順
壁掛けの黒板は、設置場所を選びますが、取り付けがしっかりしていれば安定感があります。設置時には、水平器やインパクトドライバーが必要です。
自立式設置:移動やレイアウト変更が簡単
自立式黒板は、どこでも自由に移動できるため、レイアウト変更が簡単です。特に会議室やイベント会場に便利です。
黒板の種類選びで迷ったときは、札幌教材製作所までご相談ください
「今の教室のサイズに合うのはどれ?」「古い黒板を活かしてホワイトボード化したい」など、教育現場のお悩みは千差万別です。
札幌教材製作所では、製品の製造から設置、その後の修理・メンテナンスまで一貫してサポートしております。
お客様の運用スタイルに最適な一台を中立的な立場でご提案いたします。
新規導入はもちろん、板面の貼り替えや部品の修理など、どんな小さなお困りごともお気軽にお問い合わせください。
まとめ
黒板の種類を選ぶことは、より良い教育・コミュニケーション環境を整える第一歩です。平面や曲面といった「形状」と、素材ごとの「機能」を掛け合わせることで、貴校にとっての最適解が見つかるはずです。
北海道の教育現場を支え続けてきた私たちが、最高の一枚を選ぶお手伝いをいたします。


