札幌教材の歴史②
こんにちは。ライターの清水です。
先日から会社の歴史を紐解く内容を書いています。
今や北海道唯一の黒板屋さんとなった札幌教材製作所は元々、親族がやっていた木工会社廃業に伴い、そこの職人を受け入れての、言わば「リスタート」として始まった会社でした。
自動車ディーラーでの勤務を続けながら、札幌教材を創業した初代社長。工場の切り盛りよりも資金繰りを担当し、自宅を抵当に入れ、親戚に手形を割ってもらい、苦労しながらも軌道に乗せて行きました。
この経歴からも敏腕社長だったのがわかるかと思いますが、嫌いなものがありました。それは『組合』。
30年前には札幌に黒板屋さんが(上田社長の記憶では)12社ほどあり、2つあった組合のどちらかに属していました。
初代社長は初めから組合というものが嫌いだった為、当時の札幌教材は木工関係の組合には加盟していませんでしたが、黒板の組合には加盟していたそうです。
この「組合」という存在が、北海道の黒板業界を蝕んでいきます。
簡単に説明してしまえば、足の引っ張り合いです。
表向きの顔では、みんなで共同受注、施工を分け合いましょうと笑顔で取り決め、裏では「自分さえ良ければ」の考えで、必要以上の価格競争になってしまい、結果利益を確保できず共倒れしてしまったそうです。
札幌教材はその頃『工事用黒板』の生産を始めており、学校黒板だけではなかったため共倒れすることはなく、それこそが生き残った一つ要因でした。
助け合いの心を教わる学校の黒板を作っている人たちが・・・なんだか悲しくなってしまいますね。
会社が50年続くということは、何度も何度も経営危機を乗り越えてきたのだと思います。
今回の話以外にも、創業当時は資金のやりくりに苦労したり、仕入れ先から木材の供給が止まったり、他にも既に覚えている人がいないくらいの大波小波の経営危機が多数あったことでしょう。
この度札幌教材は新社屋を建てます。
銀行からお金を借りるわけですが、49年の社歴が銀行から信用される一つの要素になったそうです。
創業当時を支えてくれた上田社長の叔母様から最近届いたメッセージを拝見させていただきました。上田社長が新聞社の取材を受けた記事を読み、それで移転を知ったということです。
とても暖かい文面で、上田社長への激励のメッセージでした。
それ以外にもまだ創業当時を支えた職人さんが何名かお元気にされていらっしゃるそうです。
上田社長が2代目に就任してからも危機は何度もありました。
自身が会社の存続を諦めようとしたところ、社員からの言葉で思い止まったこともあります。
会社のことを考える時、過去の歴史が頭をよぎりませんか?時いた時、思い浮かぶのは今一緒に働いている社員さんのことだけとキッパリと仰っていました。
新天地で紡がれる新しい歴史。これからも末長く続いてほしいなと思います。
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札幌教材の歴史①
こんにちは。ライターの清水です。
先日札幌教材では工場移設のための地鎮祭が行われたそうです。
詳しくは中西さんのブログをどうぞ
いよいよ現実的に動き出した札幌教材の移設ですが、会社の歴史は建物の歴史。
移設は創業49年目、2代目社長での思い切った決断でしたが、上田社長が「自分がこのタイミングでやることになるとは…」と何か宿命めいたものを感じているとの発言をしていました。
少しだけ札幌教材の歴史のお話を伺うことができましたので、よければお付き合い下さい。
まだ札幌市になる前、「手稲町」だった場所に今の札幌教材製作所は誕生しました。
創業社長は現社長のお父様ですが「上田」という姓は(上田社長から見た)母方に当たります。自身の苗字でイジメにあったいう嫌な記憶があり、お父様はそちらの姓を名乗っていたそうです。
札幌教材製作所には前身になった会社があります。
それは上田親族で切り盛りをしていた会社で、職人が多数在籍していた
「木工屋」でした。
お父様は元々北海道日産に勤めていましたが、結婚を機にそちらの会社へ入社します。ですが、やはり車を扱う仕事が好きだったようで、木工屋を退職し北海道日産へ戻ってしまったという経緯があったそうです。
その後、何が悪かったのか原因はわかりませんが、木工屋として立ち行かなくなってきて、そこの職人さん引き取る形で「札幌教材製作所」はスタートしました。
お父様は会社を立ち上げはしましたが、北海道日産には籍を置いたまま。今でいう副業という立ち位置での創業。
現在はだいぶん認められてきましたが、同時の副業はサラリーマンにはご法度。それはご法度が認められるぐらい、北海道日産で業績を残していた証で
もあります。
このようにして、内田洋行という事務用品メーカーの下請けとして黒板や学童机や木工家具を作っていたので会社名に『教材』を入れ、木工屋として札幌教材製作所の歴史はスタートを切ります。
社長は職人ではなく、車のトップセースルマン。
立場が違えば見える世界も違うと思います。
お父様が会社を切り盛り(経理)するようになり、会社は年々業績を伸ばしていき、社屋も増築を繰り返していました。
ですが、いつしか時代の流れで「木工」は国内産から海外産に押されるように。
そして黒板業界も…。
逆風が吹いてきた札幌教材の歴史は次回に続きます。
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地鎮祭
看板に歴史あり。
こんにちは。ライターの清水です。
オリンピックが無事に閉幕しましたね。コロナ禍の開催のため無観客でしたし、一方では自粛を呼びかけているのに…と賛否両論あるかと思いますが、スポーツからたくさんの感動をもらいました。
中止という決断は簡単ですが、続けることに意義があることもあるのではないかと感じました。
そう感じたのは、久しぶりに上田社長にインタビューをさせていただいたことが大きいかもしれません。
先日札幌教材さんにお邪魔させていただいた時のことです。
今まで目に入らなかった、入り口にある大きな、木でできた看板に目が行きました。

これは間違いなく新社屋に持っていくだろうなと直感で思い、社長に伺うとやはりそのお考えとのこと。
話を聞いていくと、想像以上に立派な看板であることがわかりました。
この木はイチイという松の一種。オンコの木(オンコという赤い実がなります)と言えばイメージがつきやすいでしょうか?
この木の特徴は他の松に比べて大きくならないこと。
ですので、この1枚木で作られた大きな看板はとても貴重とのことです。
社長もいつごろあるのかはわからないくらい古い看板で、20年前に一度塗り直しをしているそうです。
木の部分は年が経つと痩せてきます。
ですので、今では印刷されている文字が盛り上がっていますので、ぜひ訪問する機会があったら触って見てください。
野ざらしだからもったいなかったかな?と社長は笑っていましたが、私はそうは思いません。
お役目をしっかりと守り続けている看板からは、堂々たる威風を感じたからです。
看板に歴史あり。
札幌教材は50期目を迎え、来年は50周年と新社屋建築と大きな節目を向かえます。
かねてから不思議だったことがあります。
上田社長が入社した頃には最低でも12社ほどが札幌で「黒板屋」として事業を営んでいたそうですが、それらがどうして札幌教材だけになってしまったのか。
札幌教材49年の歴史をちょっとだけ聞けましたので次回はそのお話を書きたいと思います。
といっても、全部聞いたわけではないです。
かいつまんだ内容ですが、そこから伝わってきたのは「会社が継続していく上で忘れてはいけないこと」
当時札幌に2つもあった業界団体がどちらも無くなってしまったのは…。
少子化で業界が縮小した以上の原因が隠されていました。
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営業日についてのお知らせ
拝啓 初夏の候、皆様におかれましては、いよいよご清祥のこととお喜び申し上げます。
平素は、格別のご厚情を賜り、厚く謝礼申し上げます。
当社では以下の期間をお盆休みとさせていただきますのでお知らせいたします。
お盆休み 8月12日~8月15日
お盆休み中にいただいたご連絡は休み明けにお返事させていただきますので
皆様には大変ご迷惑おかけいたしますが
何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
黒板は学校だけじゃない!
こんにちは。ライターの清水です
前回まで「北海道唯一の黒板屋」である札幌教材製作所の経営方針発表会についてお伝えしてきました。
さて、「黒板屋さん」というと取引先が学校と思われがちですが、実は違います。
学校黒板は売り上げでいうところの1〜2割ぐらいです。
学校の黒板以外に黒板があるのか!?
と思われる方も多いと思いますが、『工事用黒板』というものがあり、そちらの方が売り上げに占めるシェア率は高いです。
経営方針発表会で社長が「保安業界への貢献」をあげていたのはこのためです。
改めて、工事用黒板とは何ぞや?という疑問を持つ方もいらっしゃるかと思いますが、これは説明よりもまず写真を見ていただきましょう。

これです。一度は見たことがある方も多いのではないでしょうか?
何かを建築する時には必ず工程を写真で収め、記録するのが義務付けられています。
それを撮影するときの黒板が工事用黒板です。
今年は猛暑ですが、こんな中でも当然工事現場は動いています。
写真を撮る必要があるたびに手を止め、写真を撮っています。
従来の作業工程では1人が黒板を持ち、1人が撮影するのが主流でした。
場合によっては、作業をとめ、写真撮影のために撮影所まで移動して写真を撮っていました。
これ、かなりの負担です。
それを解消すべく、1人で写真を撮ろうと作られた新商品が「エストール」という札幌教材の危機を救った商品です。
簡単にいうと、黒板のサイズを小さくして自撮り棒のような設計にしました。
これを実現するために。これまでの活版印刷ではなくUVプリンターという細部も印刷できる最新機器を導入した、札幌教材の社運をかけた取り組みでした。
※商品の詳細は本文下の広告をご覧ください。
この商品は業界の常識を変え、北海道の商品が全国に広まりました。
特にエストールは実物を見るとあまりの小ささに驚きます。
UVプリンターの実力はこちらの写真をご覧ください。

特注で作成したエストール用黒板です。ここまで鮮明に書いてありますので、現場では必要最低限のことだけ記載をすればいいようになっています。
この商品の開発は現場の負担を減らしたい!という札幌教材のまごころが隠されています。
保安業界への感謝を忘れず、貢献を続けていく。
この想いの意味は、先日久しぶりに行った社長インタビューで伝わってきた部分があります。
次回以降は社長のインタビュー記事になりますので、お楽しみに!
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新社屋、建てます!!
はい、ゴリラの学名は「ゴリラ・ゴリラ」。ローランドゴリラの学名は「ゴリラ・ゴリラ・ゴリラ」になります。
おはようございます。中西です。
暑い日が続く中、みなさんはどのような工夫をして仕事をされていますか?
我が社の工場は一部にしかクーラーがありませんので
基本的にどこも暑いです。なので乗り切るためには工夫が必要不可欠です。
とはいっても保冷剤をタオルで巻いて首にあてたりとか
大抵の人はやっているだろうことぐらいなんですが…。
まぁこんな暑さの中半袖じゃない人は多くないでしょう。
(職種によっては長袖の方もいます)
かく言う私も半袖で仕事をしているのですが、
その日私が来ていたのは真っ黒なTシャツだったんです。
そして私以外にも真っ黒なTシャツをよくきる男性の方がいらっしゃるんですが
私を見かけたさるお方が「〇〇さん」と声をかけたのです。
私は「ん?」と思ってさるお方の方を向きました。
どう考えてもさるお方は私に向かって声をかけているのです。
ですが私の名前は中西であって、それ以外の名前はありません。
「よくわかったな…私が闇社会で呼ばれている二つ名を…!!」
とか厨二病めいたことをいう事もありません。
でもどう考えても「〇〇さん」と発しているのです。
真っ黒なTシャツをよくきる男性社員さんの名を…。
「あ!中西さんか!!黒いTシャツ来てるから〇〇さんかと…」
体格も身長も全然違うし、髪だって暑いから纏めてたのに
服だけで男性に間違われた私の気持ちは一体どう晴らせばいいのでしょうか…?
(ちなみに私だけではなく、
他の女性社員さんも別の方と間違われたことがあります。)
そんな話はどうでもいいですね!!
ところでいろんなところで新社屋の話がされていると思うんですが
今回は!!なんと!!気になる新社屋の設計図を!!
公開しちゃおうとおもいます!!
一階の平面図

二階の平面図

新社屋が現実味を帯びてきましたねー!!
よければみなさん遊びに来てくださいね!!
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経営方針発表会感想〜夢を叶えた先に〜
こんにちは。ライターの清水です。
今回は2021年の札幌教材製作所・経営方針発表会について、外部の人間である私の感想を率直に述べたいと思います。
(詳しくはこちらをどうぞ 経営方針発表会まとめ)
その前に少し小話を…。
上田社長は2代目社長です。
業界として縮小し続けている黒板業界で、お父様から経営を引き継ぎ、会社を切り盛りするのは想像以上に大変なことだと思います。
大学卒業後、訪問営業の仕事をした後に札幌教材に入社したそうですが、その頃「黒板」で食べていた会社は北海道にも10社以上あったそうです。
それが今や札幌教材だけに。
「会社を守るために」との大義名分で厳しくなってしまったこともあり自分の未熟さを反省し、社員さんとの向き合い方を変えたという話は以前インタビューで伺っていました。
いつ頃にできた経営理念かは聞いておりませんが、
「物心共に豊かな成長」という上田社長が作った理念には、『仕事を通して、私生活も含め豊かな人生を送って欲しい』との思いが詰まっており、その裏にはこんな理由があったのです。
今でも個人面談を欠かさない上田社長ですが、みんなに社長の想いを伝えるためのイベントとして始まったのが「経営方針発表会」なのです。
さて、随分と前置きが長くなってしまいました。
今年の私の経営方針発表会の感想は一言で言うと「一体感があるな〜」
これに尽きます。
正直に言うと、前回までは「社長」が社員に経営方針を発表する会のような印象でした。それはそれでとても良かったです。社長の社員に対する想いが詰まっていて。
ですが、今回は「みんなの」経営方針発表会だったと思います。
これまでの社長の熱い想いは変わらないのですが、みんなが一つの方向を向いて参加している印象が残っています。
今回、札幌教材の大きな夢が一つ叶いました。
新社屋建築です。
本来は売り上げ目標金額を達成したらとの条件でしたが、色々な事情により目標未達ですが、移設します。
売り上げ目標は未達での新社屋建築。ある意味ピンチです。
ですが、このことが一致団結を産んでいるような気がしてならないのです。
過去に札幌教材は経営危機を「社長ひとり」のアイデアで新商品を開発し「先行投資」としてUVプリンター・2000万円を投入して、乗り越えた実績があります。
今回もピンチではあるわけですが、この新社屋が「先行投資」に、そして新商品のアイデアはすでに企画部として「数名の社員」が携わることが決まっております。
これは前回の経営危機を乗り越えた時よりもスケールアップしている気がしてならないのです。
『仲間』として一致団結をして新しい歴史を創る札幌教材製作所は50期目を迎えています。
昨年の数字だけ見れば厳しい内容でしたが、一体感とワクワクを感じた経営方針発表会でした。
この一年もどうぞ札幌教材製作所の活躍をお楽しみに!!
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工事現場の必需品