※このブログでは、知的障がい者のある方を「施設の方」と書かせていただきます。
上田社長インタビュー~人は環境次第~
こんにちは。ライターの清水です。
前回に続き、RC事業を中心とした、施設の方の雇用について上田社長に伺っています。
環境を整えること、事業を継続させることの大切さを実感した上田社長。
ここから上田社長の奮闘が始まります。
会社としてどのように環境を整えたら、継続して仕事ができるのか?
こんなエピソードを紹介してくれました。
採用が決まっても理由をつけて休みがちだった施設の方がいます。
頭痛い、お腹が痛い、しまいには訳が分からないけれど調子が悪い…。それが施設経由で連絡がきます。
あまりにも多いため、上田社長はお母さんに懇願します。
『とにかく会社に来させてください。体調が悪くなったら自分が責任をもって病院に連れていきます』
そこまで言われたら、来るしかないですよね(笑)
ですが、実際に働いてもらって、その人と向き合って、できる事・できない事、どうしたらよりよくなるのか一緒に考えながら仕事をして、徐々に欠勤は減っていったそうです。
それどころか、ゆっくりとできる事が増えて行って、違うサイズが作れるようになり、ちょっとでも違うとすぐに気が付いて人に聞けるようになります。
その後、彼の特性を生かして『検品』という製造で一番大切な部分の仕事を任され、会社に必要不可欠な戦力として今も働いています
私はひとつ意地悪な質問をしてみました。
「施設の方に拘る必要はないのではないですか?」
少し考えた社長は、こう答えてくれました
「同じですよ、みんな。私にとって。障害があるないではなくて、個性であり性格であり特性である。(経営をしていて)困らせるのも社員さん、でも助けてくれるのも社員さん。どちらも違いはない。もしかすると、札幌教材として扱っている仕事の一部が施設の方の特性とマッチしただけなのかもしれないね。」
…今回のインタビューは録音をさせていただいたのですが、このくだりは何度聞いても恥ずかしくなってしまいます。私の浅はかさに。差別しているわけではないけれど、相手を知ろうとしていなかった自分は、つもりだっただけで、やはりどこかで分けて考えていたのだと思います。健常者と障がい者を。
誰にでも平等に、その人の特徴を伸ばそうと本気で接してくれる姿勢。
これこそが、上田社長が太陽のような人と例える人が多い理由だと思います。
とにかく暖かく本気で接してくれます。誰にでも。分け隔てなく。
そのおかげで、こちらも、踏ん張ろう、頑張ろうと思えます。
社長のために、会社のためにと奮起したくなります。6月にレポをさせていただいた経営方針発表会の空気感はその社員さんの想いが形になっていたのだと思います。
今回のインタビューから、少しでも上田社長の人柄が伝われば嬉しいです。
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