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札幌教材製作所の始まりは戦後しばらくして
札幌駅北口の側で黒板の塗り替えを頼まれたのが始まりです。
始めたばかりのころは他に教わる人もなく刷毛で苦労しながらそれは上手に塗っていたようです。
札幌市手稲区に移ったのは昭和39年のこと、木工製作をしていた親戚と一緒に工場をつくり今の会社の基礎が出来ました。
そして昭和47年7月に有限会社札幌教材製作所として正式に設立されたのです。(平成9年有限会社から株式会社に変更)
令和4年1月に小樽市銭函に新工場を設立いたしました。
ところで札幌教材製作所の“教材”とはなんでしょう?
問題集や教科書ではないですよ(笑) 昔の教室の椅子や机が木製だったころ大手メーカーの下請けで沢山作っていたそうです。他にも作業台や実験台、そして卓球台も作っていたので教材製作所となりました。
しかし時代の流れと共に扱う商品も大きく変わっていきました。
学校用の大黒板も製作しますが現在は工事現場で写真撮影用に使用する小黒板がメインとなっています。
そして工事用黒板も今は片手で持って撮影できる機能的な黒板(というよりもボードかな?)とさらに進化をしています。
もしかするとこれから先はIT化が進み黒板そのものが必要なくなるかもしれませんね。
新社屋(小樽市)
世の中はすごく早いスピードで進んでいきます。
札幌教材もなんとか時代の流れに追いてかれないよう少しずつ変化していきました。
時には苦渋の決断をしなくてはいけない時もありまたこれからもあるでしょう。
でもその中で変えてはいけない、忘れてはいけないものもあるはずです。
それは今まで札幌教材を創ってくれた先人たちに対しての恩や、支えてくれているお客様や仕入れ先様、沢山のお取引をさせていただいている関係者や地域の皆様への感謝の気持ち。
そして縁あって同じ職場に集いあっている仲間とその家族にいつもありがとうの気持ちを忘れず札幌教材のものづくり通して豊かに成長していく事、それがこの会社の気持ちなのです。