卒業式と3.11

こんにちは。ライターの清水です。

 

先日街中で可愛い袴姿の女性グループを見かけました。手には卒業証書を持っています。

大学の卒業式だったようです。

 

黒板が活躍する『学校』という組織では、サヨナラをする日が決まっています。

私も卒業式を最後に会っていない人がたくさんいます。

特に大学の卒業式。私は地元から遠く離れた土地に進学をしましたので、卒業式の日に会うのが最後になるであろう人が沢山いました。

なので、後悔がないようお世話になった方、先輩・後輩・先生などにお礼を言って回ったこと覚えています。

 

 

このブログは3月11日に書いたものです。

10年前のあの日、たくさんの人が突然のサヨナラをしました。

 

事前に分かる「サヨナラ」がどれほど優しいものか

突然訪れる「サヨナラ」がどれほど残酷なものか…

 

この日ほど考えたことはありません。

 

震災にあたって色々取り上げられるこの時期。

用事があって札幌教材製作所のHPを開いた時に、改めて会社のスローガンが目に入ってきました。

 

『黒板に描く未来と感謝 伝えるぬくもり』

 

いつも見ているはずなのですが、すごく印象に残りました。

 

 

黒板に書いて伝えられることは奇跡なのかもしれません。

最後がいつか分かれば、入念に準備ができるのに

 

 

 

写真は残るモノ。でも黒板の文字は消えていくモノ。

実はなないろこくばんを使うようになって、改めて「消すこと」に意識が向くようになりました。

 

黒板の文字は一期一会に似ています。

それと同じように「伝えること」もタイミングが肝心で、

次がない場合も多いのかもしれませんね。

 

 

『黒板に描く未来と感謝 伝えるぬくもり』

 

誰にどんなことを伝えたいですか?

 

そんなことを考えた2021年3月11日でした。

 

 

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